型番:
商品名 |
コンピュータビジョン 最先端ガイド1 − CVIMチュートリアルシリーズ − Level Set,Graph Cut, Partical Filter, Tensor,AdaBoost |
ISBN |
978-4-915851-34-6 |
編者 |
大阪大学 八木康史,慶應義塾大学 斎藤英雄 |
判型 |
B5、154頁 |
概要
情報処理学会CVIM研究会では,2006年末からコンピュータビジョン分野における最新理論・アルゴリズムについて,特に方法論・表現方法に着目した「チュートリアルシリーズ」を企画してきた。講演では,最先端技術を利用したプログラム実装がすぐできるように,その方法論・表現方法に精通した専門家が,原理,長短所,実装方法,応用事例を紹介している。若い研究者はもちろんのこと,日ごろ余裕のない企業の研究者を始めとして,実践から少し離れた中堅以降の教育者まで,最先端技術を短時間で学べることで,有意義な企画として,いずれの回も本会議以上に盛況であった。
本書は,第一回から第五回までのCVIMチュートリアルシリーズで講演された内容に加筆修正し,最先端ガイドとしてまとめたものである。編集に当たっては,すべての原稿を大阪大学ならびに慶應義塾大学の大学院生,学部生に査読してもらうことで,情報系学部生レベルに合わせた書籍を目指した。
この本を読めば,コンピュータビジョン分野での話題の技術・アルゴリズムについて,その原理を理解できるだけでなく,それを実践に生かすための実装法までを一度に学ぶことができ,少なくとも10年,専門書として役に立つものと確信する。
目次
第1章 「レベルセット法とその実装法について」倉爪 亮(九州大学)
1.はじめに
2.Active Contour Modelとは
3.Snakesの理論と実装
4.Level Set Method
5.Level Set Methodの高速な実装法
6.まとめ
A.Level Set Methodの実装例
※変更のお知らせ
「第1章 レベルセット法とその実装法について」の付録Aで紹介しているサイトは,
サーバが変更になりました(P31)。
P31 http://fortune.is.kyushu-u.ac.jp/~kurazume/sample.bmp
変更後
http://robotics.ait.kyushu-u.ac.jp/~kurazume/sample.bmp
http://robotics.ait.kyushu-u.ac.jp/~kurazume/sample.zip
変更後のサイトから閲覧していただきますようお願いいたします。
第2章 「グラフカット」石川 博(名古屋市立大学)
1.はじめに
2.エネルギー最小化
3.グラフカット概観
4.グラフとその最小切断
5.グラフカットによる大域最小化
6.グラフカットを使った近似最小化
7.グラフカットの応用
8.むすび
第3章 「パーティクルフィルタとその実装法」加藤 丈和(情報通信研究機構)
1.はじめに
2.時系列フィルタの概要
3.カルマンフィルタ
4.パーティクルフィルタ
5.パーティクルフィルタを用いた追跡
6.パーティクルフィルタの実装
7.まとめ
A.サンプルプログラム
第4章 「テンソルと多視点幾何」佐藤 淳(名古屋工業大学)
1.はじめに
2.テンソルの基礎
3.幾何学的拘束とテンソル
4.多視点幾何
5.高次元空間における多視点幾何
6.多焦点テンソルの計算に必要な最小点数
7.多焦点テンソル間の関係
8.多視点幾何の縮退
9.多焦点テンソルの計算法
10.まとめ
第5章 「AdaBoost」三田 雄志(東芝)
1.はじめに
2.2クラスを識別できるだけで役に立つのか?
3.AdaBoost
4.訓練誤差の性質
5.汎化誤差の性質
6.まとめ